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ネパールのオフショア開発事情

ネパール首都カトマンズ

ネパールにおけるオフショア開発を得意とする業種&オススメ企業

株式会社ジーンリバティー

株式会社ジーンリバティーのキャプチャ画像
引用元:株式会社ジーンリバティー
(https://www.gene-liberty.jp/)

ネパールの拠点を生かしたオフショア開発の提供をはじめ、ITコンサルティング、システム開発、グラフィック制作などの事業を行っている株式会社ジーンリバティー。オフショア開発ではネパールのIT人材を活用した低コストのWEB開発はもちろん、品質管理を日本国内で行うことでクオリティの担保も実現。現地スタッフを日本時間に合わせて出社させており、オフショア開発ならではの時差によるレスポンスの遅延の解消にも取り組んでいる会社です。

社名 株式会社ジーンリバティー
GeneLiberty, Inc.
所在地 本社:東京都新宿区新小川町6-40 入交ビル8F
カトマンズオフィス:New Baneshwor-34,pipal brigchya marga 90/30,Kathmandu, Nepal
代表者 横井大希
設立年 2010年
従業員数 不明
日本語技術者の在籍数 不明

株式会社ジーンリバティーの
公式HPでさらに詳しく

ケイズドットコム株式会社

ケイズドットコム株式会社のキャプチャ画像
引用元:ケイズドットコム株式会社
(http://www.kzcom.jp/)

業務提携先のネパール・インドを拠点としたオフショア開発の提供をはじめ、システム開発、IT技術者の派遣、WEBデザイン・構築、セキュリティシステムの構築などのサービスを展開しているケイズドットコム株式会社。幅広い分野のシステム構築に携わってきた確かなノウハウと2,000社を超える独自のネットワークを強みにしています。海外でのビジネス展開も積極的に視野に入れており、海外拠点を生かしたグローバルな開発サービスの提供にも力を入れている会社です。

社名 ケイズドットコム株式会社
所在地 東京都中央区銀座7-15-5 共同ビル6F
代表者 橋本一隆
設立年 2001年
従業員数 40人
日本語技術者の在籍数 不明

ケイズドットコム株式会社の
公式HPでさらに詳しく

ネパールの街並み

ネパールにおけるオフショア開発の特徴

欧米企業からも注目される人件費の安さや能力

ネパールは隣国である中国やインドなどと比べて日本とのオフショア開発実績はまだ少ないものの、欧米企業からはオフショア開発拠点として人気があります。その理由としてネパールは近隣国の中国やインドなどと比べても人件費が安く、首都圏や都市部を中心に英語を話せる人口の割合が多いためです。政府もIT産業の開発に力を入れておりIT分野が急速に成長していることからも、人件費が高騰している中国やインドなどに代わる新たなオフショア開発先として注目を集めています。

IT人材の宝庫になる可能性

ネパールでは隣国インドをモデルに「インフラはなくても人材で勝負」という考えから、IT人材の育成に力を入れています。IT研修機関の設立やIT パークの開発計画などIT産業で国の発展を目指しており、15歳から65歳までの労働人口が6割以上を占めていることからも今後の動向によってはインドに並ぶIT人材の宝庫となる可能性も。高齢化社会によってエンジニアの人材不足に直面している日本のIT産業を救うカギは、ネパールが握っているかもしれません。

ネパールにおけるオフショア開発の風土・国民性

明るく外向的な国民性。
楽観的で時間にルーズな一面も…

ネパールは外向的な人が多いと言われており、集団やグループでいることを好む傾向があります。人好きでコミュニケーションを積極的にとろうとするため、ビジネスパートナーとして仕事がしやすい一面もあり。一方で、ネパリタイムと呼ばれるほど時間にルーズな人が多いのも特徴です。「なるようになる」という考えから楽観的な人も多く、真面目さや約束を重視する日本人からするといい加減に見えてしまうことも。ネパールでオフショア開発を進めるのであれば、国民性を理解したうえで進捗管理を把握できる体制を整えておくことが大切です。

ネパールにおけるオフショア開発の人件費相場とは

ネパールの月額賃金は3万円前後

ネパールにおけるエンジニアの人件費相場は3万円前後です。オフショア開発先として人気の高い中国やインド、ベトナムと比べても比較的安く、人海戦術を駆使した労働集約型のプロジェクトに向いています。実際に首都カトマンズではデータ入力やアナログデータのデジタル化が主な事業となっており、なかでも航空写真からの地図作成や水道管配管図描画など図形処理を得意とする企業が多いのが特徴です。エンジニアの人件費が高騰している国が多い中で、ネパールの労働コストの安さはオフショア開発先として大きな可能性を秘めていると言えるでしょう。

ネパールの住宅街

ネパールにおけるオフショア開発のメリット

低コストで優秀な人材を雇用できる

ネパールは近隣諸国と比べて人件費が安いため、日本よりもはるかに安いコストで開発に必要な人材を多く確保できます。ネパールでは学校の成績や受験制度が政府に厳格に管理されており、特にIT、医療、工業などの仕事は優秀な成績者でなければ就職できないのが特徴です。優秀な人材が多く潜在している一方で、国内に活躍の場が少ない課題もあり。そのため、日本がネパールにオフショア開発の拠点を設けることでお互いのIT産業の発展への貢献が期待できます。

英語が通じるのでコミュニケーションがとりやすい

ネパールでは私立の小学校の授業は国語を除いてすべて英語で行われており、首都圏や都市部を中心に英語を話す人の割合が多いのが特徴です。ビジネスにおいてもほとんどの民間企業が英語を使用しているため、欧米企業のオフショア開発の拠点としても選ばれています。ネパールは親日派も多く、日本語学習も盛んに行われている国のひとつです。そのため、英語または日本語でコミュニケーションを取ることができ、円滑にプロジェクトを進行できるメリットがあります。

ネパールにおけるオフショア開発の成功事例

契約成立に結びついた現地スタッフとのコミュニケーション

社内のエンジニア不足をきっかけに、ネパールへのオフショア開発を検討し始めたA社。ネパールを委託先に選んだ理由は、国内で開発するよりも圧倒的に安いコストが決め手でした。会社をいくつか回ったもののネパールでは日本との取引実績があまりなく、はじめは警戒心を持たれて契約が難航する事態に。特にコミュニケーションをうまく取れるのか不安視されていたため、食事を共にしながら現地スタッフと仲を深めることで無事に契約成立へとつながりました。

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成功要因、そしてその横展開方法とは

成功を左右するコミュニケーションの重要性

オフショア開発をはじめるにあたって不安要素となるのが、言語の違いです。うまくコミュニケーションが取れるのか不安視する企業は多いと思いますが、それは委託先の現地スタッフも同様。特にネパールは外向的な人が多い国だと言われており、コミュニケーションを重視する傾向にあります。

現地企業やスタッフとのコミュニケーションは契約成立や信用構築に大切なのはもちろん、プロジェクトを成功に導くためにも欠かせない要素です。また、コミュニケーションロスは認識の違いや進捗管理の把握不足などトラブルを引き起こす要因にもなりかねません。オフショア開発には言語や地理的な距離の壁がつきものだからこそ、仕事の認識や進捗を共有するためにも積極的に意思疎通を図るようにしましょう。

ネパールにおけるオフショア開発のデメリット

電気インフラが整備されていない

ネパールは電気インフラが十分に整備されておらず、ネット環境が安定していません。かつては毎日のように行われていた計画停電も現在は改善されているようですが、システム上のトラブルで停電になってしまうことも。オフショア開発ではインターネットを通じたやり取りが欠かせないため、電気インフラが不安定なことで仕事の進捗や管理の把握が遅れるといったトラブルを引き起こすケースも考えられます。自家発電設備を整えたり複数のネット回線を確保したりと対策を講じる必要があり、開発コストが高くつく可能性もあります。

ストライキの頻発による不安定な治安

ネパールはバンダと呼ばれる政治的なストライキが頻発に起こっており、商店や学校の閉鎖、公共バスの運行停止など治安が不安定なデメリットがあります。ストライキが過熱することで暴動に発展するケースもあり、過去には商店や公共バスへの投石被害や爆破事件を引き起こしたことも。特にIT企業の多い首都カトマンズは政治の中心でもあることから、ストライキが派手に行われる傾向があります。交通機関が麻痺することで会社の営業に支障がでる恐れもあり、プロジェクト進行の遅れにつながりかねません。

ネパールにおけるオフショア開発の失敗事例

ネパールにおけるオフショア開発の失敗事例は見つかりませんでした。

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失敗要因、そしてその横展開方法とは

不安要素をトラブルにつなげない管理体制がカギ

ネパールは日本とのオフショア開発の実績がまだ少ないため、失敗事例は見つかりませんでした。低コストで優秀な人材を確保できるメリットはあるものの、不十分な電気インフラやストライキの頻発といった不安要素もあり、オフショア開発をするうえでは無視できません。トラブルを回避するためには、自家発電の整備をはじめ、大使館や外務省から発表されるストライキの予定確認などといった対策が必要です。そのほかにもネパールは物事を楽観的に考える人が多く、時間にルーズな傾向もあるので、進捗管理を現地任せにしないことも重要になります。

ネパール・エベレスト

ネパールならではのオフショア開発をもとめて…

IT人材の育成に力を入れており、まだまだ発展の可能性を秘めているネパール。近隣諸国より人件費が安く、英語を話せる人口の割合の高さなど優秀な人材が多く潜在している国でもあります。これまで不安視されてきた電気インフラも格段に改善されており、オフショア開発の候補として有望です。エンジニアの人件費が高騰している中国やインドから、コストの安いネパールに視点をシフトさせることで新たな出会いの風が吹くかもしれません。

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