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オフショア開発の流れと進め方

   オフショア開発の流れ

オフショア開発を成功させようとすれば、まず全体の流れを把握した上で、プロジェクトや契約方式にマッチした進め方を維持しなければなりません。ここではアプリ開発を例として、オフショア開発の流れや進め方について解説していきます。

オフショア開発の流れと進め方

開発の目的意識を明確にする

オフショア開発では、国内での開発よりも人件費を抑えられる反面、海外発注に伴う経費が発生します。そのため、小規模案件ではコスト面でのメリットを得られないというケースも少なくありません。

まずはプロジェクトの内容や方向性を明確にした上で、オフショア開発を行う目的意識を具体的にしていくことが重要です。

開発国ごとのメリットやデメリットを把握する

国によってエンジニアの人件費やスキルだけでなく、ITインフラや使用言語、風土や国民性などが全く異なります。

例えば、人件費の安さだけに注目してしまうと、製品の質が想定よりも悪くなるリスクが増大します。また、人件費が高かったとしても、すでに国内向けアプリの開発ノウハウがある場合、円滑に製品開発が進んで結果的にお得なこともあるでしょう。

オフショア開発を行う国や企業の選定

開発国ごとの特性や価値、リスクなどを比較検討した上で、最適な開発国や開発企業を選定します。また、自社にオフショア開発に関するノウハウがなければ、仲介会社を活用する必要もあります。

その場合、仲介会社が取り扱う国やアプリ開発に関する仲介実績、さらに開発中のサポート体制や現地での取り組みについても確認しておくことが必要です。

契約方式・開発方式を決定する

オフショア開発では、プロジェクト単位で発注する受託型開発や、期間中は現地に専属開発チームを置けるラボ型開発といった、契約方式による違いがあります。

また、最初に仕様を完全に固めた上で製品開発を任せるウォーターフォールモデルと、最初に大まかな仕様と方向性を定めた上で、リアルタイムで設計・開発・実装・検証を進めていくアジャイル開発など、開発の進め方にも違いがあります。

例えば、国内向けのソーシャルゲームや常にバージョンアップが必要なアプリの場合、アジャイル開発が適していますが、アジャイル開発で進めようとすると、仕様変更や機能追加へ柔軟に対応できるラボ型開発で契約しなければなりません。

プロジェクトの規模や目的によって、適した契約方式が異なるため、自社にとってベストな契約方式を選ぶことが不可欠です。

仕様書を作成して開発環境を整える

必要な仕様書を正確に翻訳し、人材をそろえて開発環境を整えます。特に「海外では仕様書や指示した内容が全て」という意識を持ちながら、通信システムの確立や情報共有のルール化をしなければなりません。

もしも仕様書や指示伝達に不備があった場合、問題発生時に責任を相手に追及できなくなるため、製品アプリに関する内容だけでなく、相手国の環境も考慮した上で適切な準備を行うことが肝要です。

コミュニケーションによって開発状況を管理する

オフショア開発では、常に現地とコミュニケーションを取りながら、開発状況を適切に管理することが最重要です。

特にアジャイル開発の場合、リアルタイムでコミュニケーションを行わなければむしろ開発に遅延が生じやすくなってしまいます。また、海外には日本人では考えられないほど大らかな国民性のエンジニアもおり、スケジュールや納期についてきちんと管理しなければ、いつまで経っても製品を完成させることができません。

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製品を確認・検証する

アジャイル開発であれウォーターフォールモデルであれ、納品された製品を確認し、仕様書通りに正しく合致しているのか検証することが必要です。また、仮に不具合やコンプライアンス的に問題があった場合、早急に改善しなければなりません。

プロジェクトにマッチした流れと進め方が重要!

オフショア開発では、プロジェクトの規模や目的に応じて最適な進め方が異なります。 そのため、現地の特性を理解した上で、契約方式や開発モデルを選択し、常にコミュニケーションを取りながら開発を進めていくことが重要です。

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