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フィリピンのオフショア開発事情

フィリピン

フィリピンにおけるオフショア開発の得意とする業種&オススメ企業

Tsukiden Global Solutions, Inc

Tsukiden Global Solutions, Inc.
引用元:Tsukiden Global Solutions, Inc.
(http://www.tsukiden.co.jp/index.html)

通信系ソリューションを中心に活動している月電ソフトウェア株式会社のグループ会社です。長年フィリピンで活動し、現地企業との合併を経て「フィリピンのアウトソーシングパイオニア企業」として活動しています。英文規約文書の読解に力を入れており、プロトコルスタックの開発も可能です。

社名 Tsukiden Global Solutions, Inc
所在地

2102 One Corporate Centre, Julia Vargas corner Meralco Avenue, Ortigas Center, Pasig City, Philippines 1605

代表者 半澤 次郎
設立年 1990年
従業員数 約400人
日本語技術者の在籍数 150人

Tsukiden Global Solutionsの公式HPでさらに詳しく

セブITアウトソーシングセンター

セブITアウトソーシングセンター
引用元:セブITアウトソーシングセンター
(https://www.cybertech-recruit.jp/)

株式会社サイバーテックのグループ会社で、WebリニューアルやCMS構築・移行作業を得意とする会社です。物価の安いフィリピン・セブ島に拠点を置くことで制作コストを抑え、さらに沖縄県にあるグループ会社と連携し日本レベルの高品質な制作物の対応を実現しています。

社名 セブITアウトソーシングセンター
所在地 5th Floor, JDN Bldg. P.Remedio St., Banilad, Mandaue City,Cebu Philippines 6014
代表者 橋元 賢次
設立年 1998年
従業員数 63人
日本語技術者の在籍数 9人

セブITアウトソーシングセンターの公式HPでさらに詳しく

VALTES Advanced Technology, Inc.

VALTES Advanced Technology, Inc.
引用元:VALTES Advanced Technology, Inc.
(https://www.valtes.com.ph/ja/)

ソフトウェアテストの専門会社です。バステル株式会社のグループ会社であり、長年日本で培われたノウハウを引き継いで高い専門性を維持しています。またグループ全体で連携して開発に関するサービスも提供。要件定義からシステムテスト、最終確認まですべてバルテスグループで行えます。

社名 VALTES Advanced Technology, Inc.
所在地 Unit 2A Trafalgar Plaza, H.V. dela Costa Street, Salcedo Village, 1227 Makati City, Philippines
代表者 田中 真史
設立年 2014年
従業員数 不明
日本語技術者の在籍数 2人

VALTES Advanced Technologyの公式HPでさらに詳しく

株式会社Arinos

株式会社Arinos
引用元:株式会社Arinos
(https://arinos.co.jp/)

コンサルティングを中心に行っており「シンプルなシステム開発」をポリシーに掲げている会社です。複雑なプログラムを単純化し、必要最低限の機能で安定して稼働するシステムを提供。さらにブリッジSEを介さずに地元のエンジニアと直接英語でやり取りをする、シンプルな開発体制も可能です。

社名 株式会社Arinos
所在地 Prestige Tower Condominium 2102, F. Ortigas Jr. Rd., Ortigas Center Pasig City
代表者 古谷 由也
設立年 2010年
従業員数 40人
日本語技術者の在籍数 15人

Arinosの公式HPでさらに詳しく

株式会社ビズウインド

株式会社ビズウインド
引用元:株式会社ビズウインド
(https://www.bizwind.co.jp/)

「顧客目線」をモットーに、日本国内で業務支援サービスやGPSを利用したアプリ開発などを行っている会社です。企画から保守運用まで幅広く対応しており、クライアントの要望に合わせて最適な開発支援サービスを提供してくれます。

社名 株式会社ビズウインド
所在地

本社:東京都千代田区神田美土代町9-17 神田第三中央ビル4F

フィリピン拠点:40F PBCom Tower,6795 Ayala Avenue cornerV.A. Rufino Street,Makati City 1226,Philippines

代表者 倉持 孝士
設立年 2005年
従業員数 50人
日本語技術者の在籍数 不明

ビズウインドの公式HPでさらに詳しく

フィリピンの街並み

フィリピンにおけるオフショア開発の特徴

才能を秘めた若者と急成長を遂げる国

フィリピンはアジア新興国の中でも若年層の比率が高く、英語能力の高い国です。また外貨の稼げるIT業界は、フィリピンでは花形産業のひとつ。そのため意欲的な若者が多く、与えられた仕事をきちんとこなす真面目さが評価されています。いまや日本企業だけではなく海外企業も多く進出している、世界トップレベルのBPO拠点です。

参考サイト:独立行政法人日本貿易振興機構/ビジネス短信

タイムラグなくやり取り可能

オフショア開発で気になるのは「日本との距離」ですが、フィリピンと日本は時差1時間、片道約5時間です。時差が大きいとその分業務時間中にやり取りができずプロジェクトに影響が出やすいですが、1時間程度ならさほど問題ありません。約5時間のフライトで現地に飛べるので、視察やミーティングも定期的に行えそうです。

フィリピンにおけるオフショア開発の風土・国民性

フレンドリーで家族思い

観光や留学先で人気のフィリピンは、日系企業の進出によりコンビニや飲食店など、日本のモノが多く普及しています。その国民性はおおらかでフレンドリー。何よりも家族を大切にし、年中を通して家族関係のイベントが多くあります。企業も社員を家族のように大切にし、バーベキューや誕生日会など社内イベントを設けているところが多いです。

フィリピンにおけるオフショア開発の人件費相場とは

フィリピンの月額賃金は4万円前後

フィリピンのエンジニア職の賃金は、同じ東南アジアのベトナムよりやや低いです。しかし人月単価を比較すると、フィリピンは約28万円、ベトナムは約26万円とフィリピンのほうが単価は高め。土地の価格や物価の影響が考えられますが、近年ベトナムはインフレ化しており最低賃金が上昇しています。一方でフィリピンは失業率が高く、賃金の上昇は横ばいの状態。「ベトナムの人件費はフィリピンの半分」といわれた時代は終わり、今後はフィリピンの人件費がベトナムを下回るかもしれません。

フィリピンの海沿い

フィリピンにおけるオフショア開発のメリット

高い英語力でプロジェクトを進行

公用語の1つが英語であるフィリピン人にとって、英語は問題なく話せます。日本人のカタコト英語であっても意図を組み取ってくれ、聞き取りやすい発音で簡単な英語を話してくれる人が多いです。そのため現地のプログラマーと英語でやり取りでき、プロジェクトの進行をスムーズにできます。

アジア有数のコスパの良さ

オフショア開発で人気の中国やインドなどに比べて、人件費が非常に安価です。そのためオフショア開発の単価が安く、コスト削減になります。また若いIT技術者が多く、仕事に意欲的なのがポイント。オフショア開発の歴史はまだ浅い国ですが、それぞれ企業によって教育に力を入れており、低コストで高品質な仕上がりが期待できます。

フィリピンにおけるオフショア開発の成功事例

日本品質の仕上がりに高い満足度

フィリピンに拠点を持つ企業にオフショア開発を依頼したE社。内容は既存の日本語版サイトを翻訳した英語版サイトの制作でした。当初はオフショアに不安がありましたが、現地に日本人マネージャーが駐在している点や高い英語力による高品質なサイトの仕上がりに非常に満足しているそうです。

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成功要因、そしてその横展開方法とは

ネイティブレベルの英語力がカギとなる

フィリピンでは学校教育の一環で英語の授業があり、高い英語力を誇っています。そのため英語の喋れるフィリピン人が多く、今回のケースのようにネイティブ並みの英語版サイトが低コストで生産可能です。また日本人であっても英語の話せる駐在スタッフであれば、現地スタッフとコミュニケーションが取れるのでプロジェクトもスムーズに進めやすいでしょう。

フィリピンにおけるオフショア開発のデメリット

人材の流動性が高く不安定な品質

フィリピンは離職率が非常に高く、ジョブホッパー(転職を繰り返すこと)が基本です。給料や条件が良い会社があればすぐに転職してしまいます。そのため企業によっては優秀な人材をキープできず、品質にばらつきがでることも。最悪なのはプロジェクト進行中にコアとなる人物が辞職することです。いかに人材を確保するかが要となるでしょう。

自主学習の時間や機会がない

フィリピンは世界で最も交通事情が悪い国です。首都圏のマニラでさえ、交通網が十分に発達しておらず、長い時間を掛けて通勤することになります。そのため平日は仕事をして帰るだけの生活の人が多く、自習時間の確保が課題です。またITのプロフェッショナルがまだ多くはないので、有志による勉強会や講演会は滅多にありません。企業側で技術者を育てる必要があります。

フィリピンにおけるオフショア開発の失敗事例

人手が足らず閉鎖の危機に…

中国でオフショア開発を行ったものの、コスト面の高さで撤退したC社。フィリピンに新しく拠点を持ち、日本式のオペレーション(チームで納期厳守のスタイル)で運営を進めていました。しかしフィリピンの国民性に合わなかったのか、50人ほどいたフィリピン職員がどんどん辞めてしまい8名に。一時、閉鎖の危機に追い込まれました。

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失敗要因、そしてその横展開方法とは

モチベーションをどう維持するかが重要

閉鎖の危機に追い込まれたC社は、運営方法を変えたり職員の育成を徹底したりするなどして、閉鎖の危機を免れました。決められたことを守り抜く日本式のやり方は、のんびりと穏やかな南国気質のフィリピン人には合わなかったようです。離職率が高くオフショアが発展途上のフィリピンでは、優秀な人材が辞めてしまわないよう常にマネジメントに気を配る必要があります。

フィリピンの海でボートに乗る男性

若い力で切り拓く新たな時代

観光地や留学先として人気のフィリピン。近年はコスパの良さから注目を集め、世界トップレベルのBPO拠点となりました。発展途上のオフショア開発も今後大きな盛り上がりを見せるでしょう。それを支えるのは、アジア諸国の中でも突出して多いフィリピンの若者たちです。ハングリー精神が旺盛な彼らの、高い英語力によって生み出されるプログラムは進化し続けるでしょう。そんな彼らが吹かせる新時代の風は、どんな出会いをもたらしてくれるのでしょうか。

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