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フィリピンのオフショア開発で失敗する要因

英語力が高いのに人件費が安く、オフショア開発のメリットも多いフィリピンですが、フィリピンでのオフショア開発には失敗事例も少なくありません。ここでは、フィリピンのオフショア開発での失敗例や原因、その対策などについてまとめています。

フィリピンでのオフショア開発でよくある失敗例と原因

エンジニアの技術力が想定よりも低かった

フィリピン人は英語力が堪能で、グローバルスタンダードのIT企業がオフショア開発で活用しているケースも珍しくありません。また、IT系の大学が多く、即戦力が求められるフィリピンでは、ITスキル向上に対して意欲的な若者も沢山います。

しかし一方で、フィリピンのIT業界はまだ発展途上の段階にあることも事実です。そのため、フィリピンでは優秀な人材を大手企業が抱え込んでしまっているケースも多く、なかなか優秀なエンジニアをそろえられないといったこともあります。

エンジニアの技術力が想定していたよりも低かった場合、スケジュール管理が難しくなるだけでなく、完成した成果物の品質も期待できません。

作業途中や成果物にエラーが発生すればするほど、チェックや修正が必要になって納期も延びてしまいます。スケジュールの遅れは開発コストの増大に直結するため、必ず対策を考えておかなければなりません。

スケジュール管理が難しくて納期に間に合わない

そもそもフィリピン人は陽気でのんびりとした国民性を持っており、日本人からすると、仕事に対してあまり責任感を持っていないように見えることもあるでしょう。実際、フィリピン人は平気で遅刻をしたり、家族や身内にトラブルがあれば急に仕事を休んだりと、管理者にとっては悩みの種となる行動も日常的だとされています。

個々のエンジニアの技術力がそれなりに高くても、必要最小限のエンジニアで構成しているチームでメンバーの遅刻や欠勤が続いてしまえば、作業スケジュールはどんどんと遅延してしまうことが必然です。

エンジニアがいきなり辞めてしまう

会社への帰属意識があまり強くなく、人生における仕事の優先順位も低いとされているフィリピン人エンジニアは、現在の職場より他の職場の方が好条件だと考えた場合、あっさりと転職してしまうこともあります。また、業務範囲を超えた内容を押しつけられた場合も、フィリピン人エンジニアは不満を抱いて会社を辞めてしまうことが珍しくありません。

優秀な人材はどの業界でも貴重であり、フィリピン人は技術や待遇に見合った給料を求めます。そのため、大手の他企業からの引き抜きに警戒することも必要です。

フィリピンでのオフショア開発失敗を予防する対策

事前に技術者のレベルや実績を確認する

オフショア開発企業を選ぶ際に、雇用されているエンジニアの技術力や、過去にどのような仕事を行ってきたのかという実績をきちんと確認することが重要です。ただし、過去に大きな仕事をしてきた実績があっても、エンジニアが入れ替わっているリスクもあります。

そのため、実績を確認する際は時系列も考えて、その会社が継続的に仕事の成果を上げられているかどうか確かめることが欠かせません。

適切なブリッジSEやPMを設置する

フィリピン人エンジニアをしっかりと活用するためには、彼らとコミュニケーションを取って信頼関係を構築した上で、彼らの仕事を適切に管理できるブリッジSEやPMの働きが必須です。 また、日常的な業務報告や定期的なミーティングを大切にして、現在の開発状況がどのような段階にあるのか、進捗や作業状況をきちんと把握しておくことも重要です。

雇用条件や待遇を考慮する

フィリピンの平均賃金は日本よりも安く、だからこそオフショア開発でもコストメリットを得られやすくなっています。しかし、安すぎる条件で人材を雇えば、あっさりと転職されてしまうリスクもあります。 コストメリットを維持しながらも、エンジニアが納得して働いてくれるような待遇や条件をすり合わせることが必要です。

業務内容を契約書や仕様書で明確にしておく

契約外の仕事を押しつけられると、フィリピン人は仕事に不満を持ってあっさりと辞めてしまうリスクが高まります。そのため、最初に契約書や仕様書の内容をしっかりと精査して、エンジニアに「余計な仕事を押しつけられた」と感じさせないことが不可欠です。

まとめ

フィリピンでのオフショア開発の失敗例や原因を知ることで、あらかじめ対策を考えることができます。フィリピン人にはフィリピン人の仕事観や働き方があり、それらを理解した上で、失敗しないような準備を前もって整えておきましょう。

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