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シンガポールのオフショア開発のデメリット

シンガポールドル

シンガポールでオフショア開発を行なうデメリット

人件費が高い

シンガポールにおける新卒人件費は月額1,400ドル前後。経験者の場合は、3,000~5,000ドル程度が普通です。インドや中国、ASEAN諸国などへのオフショア開発に比べ、人件費の面では魅力がグッと下がります。コスト削減を目的にオフショア開発を進める企業にとって、シンガポールは対象国に向いていないでしょう。

優秀なエンジニアの確保が難しい

シンガポールは、人口わずか500万人ほどの小さな国。人口の絶対数が少ないことから、必然的にエンジニアの数は限られます。そのような状況の中で優秀なエンジニアを確保するためには、相応の報酬を用意しなければなりません。

なおシンガポールは、日本と同じく少子高齢化が進んでいる国。労働力不足から、外国人の労働者も多く採用している現状があります。オフショア開発の対象国というよりも、オフショア開発を行う側の国になりつつあるかもしれません。

聞き取りにくい英語を話す人もいる

シンガポールの公用語は、マレー語、英語、中国語、タミル語など。多くの人は、これらのうち複数の言語を使いますが、もっとも多いパターンが英語と中国語の組合せ。その影響で、シンガポールの人たちの中には、英語と中国語がミックスされた独自の言語を使う人も少なくありません。シンガポール特有の英語という意味で、欧米人から「シングリッシュ」と揶揄されることもあります。

ビジネスの世界におけるコミュニケーションには問題がないと思いますが、現地に滞在することがある場合には、日常生活におけるコミュニケーションでやや戸惑うかも知れません。

デメリットを回避するために押さえたいポイント

人件費の削減を目的にオフショア開発を行うのであれば、シンガポールは対象国から外したほうが良いでしょう。

日本並みの人件費とは言いませんが、各種の経費を考慮すれば、あまり人件費削減には貢献しません。別の目的においてシンガポールのオフショア開発を行うべきでしょう。

シンガポールでのオフショア開発を考察

中国やインド、ベトナムなどに比べると、人件費の点においては魅力の劣るシンガポール。一方でシンガポールは、世界中の情報が集まるアジアの重要拠点であることに間違いはありません。

日本企業の中には、そんなシンガポールに拠点を構えつつ、地の利を生かして近隣のベトナムやフィリピンにオフショア開発を進めているところもあります。シンガポールの強みを活かした有効なオフショア開発の一つと言えます。

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