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システム開発のコスト削減とオフショア開発

  

システム開発を行ったり他社へ業務委託したりする上で、成果物の品質維持とコスト削減を同時に目指すことは重要です。ここではシステム開発のコスト削減や、オフショア開発の有効性について解説しています。

システム開発に必要なコストとは?

システム開発には様々なコストがかかりますが、製品そのものの費用を除けば、大きくは「直接費」と「間接費」の2つに分類できます。

システム開発の直接費

システム開発における直接費とは、簡単にいえばシステム開発や管理にかかる人件費です。

すでに自社に充分な開発環境が整っており、エンジニアが所属していれば自社開発も可能ですが、そうでなければ他社へ開発を委託しなければなりません。そしてその場合、直接費は「エンジニア単価(人件費)×工数」といった形で見積書に記載されます。

ただし、ここで理解しておくべきは直接費がそのまま「人材への報酬」ではないという点です。

当然ながら、見積金額は「人材(スキル)の販売価格」であり、そこには企業の利益や中間手数料が含まれています。つまり、単価相場が高かったり下請構造が多重になったりするほど、同じ品質でも直接費が増大すると考えられます。

システム開発の間接費

システム開発における間接費とは直接費の他にかかる費用であり、開発拠点の賃料や専用機材のリース料金、インフラ環境の整備費、開発スタッフの交通費といった様々な経費が含まれています。

また、上記の他にも特に「リスク費」として、万一のトラブルなどに備えておく予備費も間接費として考えなければなりません。

システム開発のコスト削減のポイントは?

システム開発でコスト削減を行うには、まずどのようなコストが発生しているのか具体的に数値化した上で、削減できる部分と維持しなければならない部分を慎重に検討することが必要です。

間接費の削減は要注意

間接費は実費計算されることが一般的で、コスト削減の余地がない場合も少なくありません。また、間接費を削減することで、開発環境が悪化したりトラブルに対応できなくなったりと、リスクが増大する危険性もあります。

直接費の削減はバランスを考える

最も大きなコストは直接費(人件費)ですが、不用意に人件費をカットすることで、有能な人材が流出したり、開発チームのモチベーション低下を招いたりする恐れもあります。

また、エンジニアの数を減らして直接費を抑えると、開発期間が長期化したり、成果物の品質が劣化したりと、結果的にコスト増となる可能性もあるでしょう。

オフショア開発というコスト削減方法

品質を維持したままで人件費を削減しようとすれば、人材が優秀でありながら、単価相場が安い委託先を選ぶという課題の解決が必要になります。

そしてその方法として現実的なアイデアの1つが、社会的に日本よりも人件費の安い海外のシステム開発会社へ業務委託をするという、オフショア開発の活用です。

オフショア開発でのコスト削減

中国やインドといったオフショア開発の人気国は、システム開発の環境が整っていながら、日本人エンジニアよりも人件費相場が安いこともあり、大規模案件ほどコスト削減に役立つ可能性があります。

ただし、人気国ほど人件費の高騰が進んでおり、また翻訳料といった諸経費やリスク管理費も増大するため、オフショア開発だからといって簡単にコストメリットを得られるとは限らない点も重要です。

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